尿アニオンギャップ

 

難しいかもなので、混乱するようならすっ飛ばしましょう!

 

アニオンギャプ正常の代謝性アシドーシスを見たら

酸の排泄障害

HCO3の喪失を考えます、という話でしたね!

 

なので、どちらかを判断するときには

酸を外に出せているかどうかを見る!という方法があります。尿は、電気的中性を保つために、

陽イオンと、陰イオンが同じ量、尿で出て行きます。

 

では、酸はどのように排出するか。

 

酸をそのまま出してしまうと、酸で尿細管が荒れてしまいます。

なので、NH3とくっつけて、NH4+で出していきます。

 

尿で出す陽イオンは

Na+、K+、測定されない陽イオン(主はNH4+)

尿で出す陰イオンは

Cl-、測定できない陰イオン

image (許可いただき転載

 

普通、体に酸が多くなると、酸を出すために

NH4+を大量に出します。

電気的中性を保つために、Cl-も大量に出て行きます。

なので、上の図だと、普通は左側になります。

計算上は、尿のNa+K<<Clとなります。

Na+K-CL<0となるはず。酸の排泄障害がなければ。

 

しかし、腎臓に酸の排出障害があると、それができません。

アシドーシスがあるのに、右のようになるのは

image

酸の排出がちゃんとできていない!ということです。

 

問題の男性では

尿のNa=22

尿のK=13

尿のCl=66で

酸は出せているようですね!

 

酸の排泄障害がなさそう、病歴では下痢もなさそう・・・

 

じゃあ、アニオンギャップ正常の代謝性アシドーシス、低カリウムは

トルエンの影響、考えたいですよね!

 

では、次はどうしましょうか

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