痙攣発作と乳酸アシドーシス

 

アニオンギャップ上昇の代謝性アシドーシスを見たら、

 

3+1を考えましょう!

 

アニオンギャップ上昇の代謝性アシドーシスは、不揮発酸というものが溜まっいる状態。

こんなものが溜まっている、という話をしましたね^^

 

①乳酸

②ケトン

③腎不全

+薬剤

 

それで、つぎにこれをしましょう!っていう話をしました。

image

 

これで、何が溜まっているか、大体わかるよってことです。

 

では、その後の解釈を!!

 

乳酸アシドーシスは、

疾患をさらに絞り込む努力が必要

治療にかかわる次の一手をするに値する情報

の2点から、本当にいつもケアしてもらいたい病態なんです。

 

乳酸が溜まるとき、というのは、

 

組織に酸素が行き届いていないときか

組織で上手に糖や乳酸の代謝が出来ないとき

 

のいずれかで起こります。

 

具体的には、

腸管壊死などの、局所の血流障害

循環不全(心や肺などが原因による)

敗血症

大量出血

などの、組織に十分な酸素を送れない病態が原因で、

アニオンギャップ上昇の代謝性アシドーシスを来たします。

 

そして、もう一つ、痙攣発作でも、乳酸の上昇をきたします!!

 

この患者さんは、意識消失発作で来院しています。

意識消失発作のときには、痙攣なのか、失神なのかの鑑別が

とても重要になります。

 

では、血液ガスはどうなのか

Press Med 1998;27:604-607では

痙攣発作における、静脈血の乳酸値>2.5mmol/Lで

痙攣発作の

感度72.7%

特異度97.1%

LR+24.73、という報告もあります。

 

 

実際、痙攣発作で、アニオンギャップ上昇している患者さんは

今後も沢山みるでしょう。

 

 

ただ、大切なのはもちろん総合評価。

病歴、身体所見、その他すべての所見から

見てみてください^^

 

 

検査はいつも、

『どんな結果が予測されるか』を意識する。

 

なので、特異度95%くらいある、舌側面の咬傷を探しにいったり

乳酸アシドーシスを探しにいったり、情報の一部としてガスも扱って欲しいです^^

 

問題解説に戻る

HOMEに戻る