代償の範囲内か否か

ここが一番、つまづきやすいので、

 

わたしは、これがあまり好きではありません。

 

確かに代償はめんどくさいです。しかも

こんなことのために、血ガスめんどくさい!って思ってしまう人がでる。

 

それが悲しい・・・

さくっとやろう。そして、覚えなくていいので、

いつでもサクッと見れるように、手元においておこう。

 

体が酸性に傾くのは、

 

二酸化炭素が溜まるか

HCO3が少なくなるか

 

どちらかの時です。

 

そして、体が酸性に傾いたとき、

 

人は一生懸命、からだの中で調整しようとします!

 

 

体が酸性であれば、アルカリ性の方向に向かいます♪

すなわち体が酸性のとき、人の体は

二酸化炭素を減らすか

HCO3を増やす方向に向かいます!

 

 

つまり、

呼吸性アシドーシスになれば、

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となれば、体は酸性の状態から良くなっていくはずです!

 

しかし、自然にpCO2が増える病気の状態で、pCO2を減らすのは無理です。

なので、HCO3を増やすことで、少しでもpHを下げすぎないように働きます!

 

これが、代償の考え方です

本来、呼吸性アシドーシスであれば、HCO3を増やす方向に働く!ということです。

 

 

しかし、代償には限界があって、

調整はこれくらいまでしかできないよ♪ってものがあります。

それを超えているなら、例えばHCO3を上げる別の病気が併存していることになります!

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また、代償されるのが自然なはずなのに、むしろHCO3が下がっていることもあります。

それも異常な事態です。

例えば、呼吸性アシドーシスなのに、HCO3が下がっているのであれば、

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HCO3を下げる病態、つまり

代謝性アシドーシを来たす別の疾患が合併していることになります。

 

 

人が一生懸命、からだの中で調整しようとしたときに、

調整の方法と、限界という幅があります。

その幅に収まっているかの、確認作業が、『代償の範囲内か』の計算です。

 

 

ー覚えなくて良いです!!ーどこに書いてあるか知っているだけでOK!!

代謝性アシドーシスの呼吸性代償

ΔpCO2=1~1.3×ΔHCO3 MAX:pCO2=15mmHg

 

代謝性アルカローシスの呼吸性代償

ΔpCO2=0.6~0.7×ΔHCO3 MAX:pCO2=60mmHg

 

呼吸性アシドーシスの代謝性代償

急性 ΔHCO3=0.1×ΔpCO2 MAX:HCO3=30慢性 ΔHCO3=0.3~0.35×ΔpCO2 MAX:HCO3=42

呼吸性アルカローシスの代謝性代償

急性 ΔHCO3=0.2×ΔpCO2 MAX:HCO3=18慢性 ΔHCO3=0.4~0.5×ΔpCO2 MAX:HCO3=12

 

見てみることで

これって、何か変じゃないかな~って、思ってもらえれば良いかなと思います♪

 

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