低リン血症の補正

 

急性の重篤な低リン血症は、この患者さんのように、

 

栄養不良により、体全体のリン酸欠乏をすでにきたしている患者や

重篤な吸収不良患者に発症することが殆どです

 

いろいろな神経筋所見を呈します。その中でも、急激なリンの低下が原因で

『横紋筋融解症』が見られることがあります。

 

低リン血症の30%の患者さんにCKの上昇があるとも言われています。

 

ということで、未来を予測しながら早めに発見、早めに治療を行いましょう!

 

低リン血症の補正方法

①成人に対しては、初期投与量0.2~0.8mmol/kg(リン元素として)を6時間以上かけることで、安全に投与することができる。

②ただし、20mmol/6h以上の投与は、血清リン濃度が、0.5mmol/L(1.5mg/dL)未満かつ腎機能が正常な成人に限り行う。

 

表にすると、このようなイメージで投与する、といわれています

 

 

*体重70kgとして計算されていますので要注意です。

これを、カルシウム、リンを6時間から12時間おきに測定し、

血清リン濃度>0.8mmol/L(2.5mg/dL)が安定して得られるまで投与継続が可能

 

血清リン濃度が、0.5~0.8mmol(1.5~2.5mg/dL)のような軽症の低リン血症では、

通常は750mg~2000mg/日の分割経口投与で治療が可能といわれています。

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症状がなく、あまり低値でなければ、経口の中性リン酸塩でもよいですし、

 

リンの多い食べ物を食べてもらうこともあります。
http://www.eiyoukeisan.com/calorie/nut_list/phosphorus.html
補正の仕方は、ハリソン内科学などを参考にしました。

 

 

そして、なるべく安全に治療をしていくために

 

実際は、問題①の患者さんを診たら、下がってくることを想定しながら

こまめに気を使って

入院患者さんを受け持つのが一番ですね♪

 

以上、リンの補正でした。

 

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